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水道の元栓が見つからない!考えられる場所と最終確認方法
水漏れなどの緊急時に、あるいは長期不在のために、水道の元栓を閉めようと思っても、説明されているような「基本的な場所」にそれらしきものが見当たらない。このような事態に陥ると、誰しも焦りや不安を感じるものです。しかし、諦めるのはまだ早いです。元栓が見つからないのには、いくつかの理由や、特殊な設置パターンが考えられます。まず、もう一度、基本に立ち返って探してみましょう。戸建て住宅であれば、敷地内の地面にある「量水器」の蓋が、土や砂利、あるいは植木鉢や物置などで完全に隠れてしまっているケースは非常に多いです。集合住宅の場合も、玄関横のパイプスペースの扉の前に、住人が私物の自転車や傘立てなどを置いていることで、その存在に気づきにくくなっていることがあります。まずは、想定される場所の周辺を整理整頓し、見落としがないか丹念に確認してください。それでも見つからない場合、特に集合住宅では、物件の構造による特殊なパターンが考えられます。例えば、築年数の古いアパートなどでは、各戸に個別の元栓がなく、建物全体で一つの元栓を共有している場合があります。また、比較的新しいマンションでも、美観上の理由から、複数の部屋のメーターや元栓を、廊下の特定の区画や、1階の共用スペースにまとめて集中管理しているケースもあります。戸建て住宅でも、増改築を繰り返した結果、元々屋外にあったメーターボックスが、建物の一部に取り込まれてしまっていたり、ウッドデッキの下に隠れてしまっていたりする可能性もゼロではありません。自力での捜索が限界に達した時、最も確実で安全な方法は、その道のプロに聞くことです。集合住宅であれば、真っ先に「管理会社」や「大家さん」に連絡してください。彼らは建物の設備に関する情報を全て把握しており、正確な場所をすぐに教えてくれます。戸建て住宅の場合は、管轄の「水道局」に問い合わせるのが最終手段です。水道局には、各家庭の水道メーターの設置場所が台帳で管理されているため、電話で住所と氏名を伝えれば、その位置情報を教えてもらうことができます。また、水道局から毎月届く「水道ご使用量のお知らせ(検針票)」にも、ヒントが記載されている場合があるので、確認してみる価値はあります。