洗濯機のホースを外す際、最も恐れる事態の一つが「水浸し」です。私も以前、何も考えずにホースを外した結果、床がびしょ濡れになってしまった経験があります。しかし、いくつかのコツと準備をすることで、この悲劇的な事態を避けることができます。 まず、作業を始める前の「事前準備」が非常に重要です。給水ホースを外す場合は、必ず洗濯機につながる蛇口の「止水栓を閉める」ことを忘れないでください。これを怠ると、ホースを外した瞬間に水が勢いよく噴き出してしまいます。止水栓を閉めたら、念のため蛇口を開けてみて、水が出ないことを確認するとより確実です。 次に、排水ホースを外す場合ですが、こちらも事前に「洗濯槽内の水を完全に抜く」ことが必須です。脱水モードを最後まで実行し、洗濯槽に水が残っていないことを確認しましょう。それでもホースの内部には少量の水が残っていることがあります。そのため、ホースを外す場所の近くに、吸水性の良いタオルや雑巾を複数枚用意しておくことをお勧めします。大きめのバケツや洗面器も準備しておくと、万が一大量の水が流れ出ても受け止めることができます。 ホースを外す際には、ゆっくりと慎重に行うことも水浸しを防ぐコツです。特に排水ホースは、無理に引き抜くと残っていた水が勢いよく飛び散ることがあります。ホースを外す際は、先端をバケツやタオルで覆うようにして、残った水を受け止める体勢をとると良いでしょう。 また、ホースや排水口の周りが汚れている場合、それらの汚れが水と一緒に流れ出て床を汚すこともあります。可能であれば、事前に軽く清掃しておくか、汚れても良いシートや新聞紙を敷いておくことで、後片付けの手間を減らすことができます。 最後に、ホースを外した後に水が止まらない、または接続部分からポタポタと水が垂れ続ける場合は、部品の破損や接続不良の可能性があります。無理に自分で解決しようとせず、速やかに水道業者や家電量販店に相談するようにしましょう。これらの対策を講じることで、洗濯機のホース外し作業を水浸しから守り、スムーズに進めることができます。
知っておきたい!洗濯機ホース外しで水浸しを防ぐコツ