洗濯機を設置する際、給水ホースを蛇口に接続する作業は必須ですが、ここで「うちの蛇口にはどうすればいいの?」と迷う方もいるかもしれません。実は、洗濯機用の蛇口にはいくつか種類があり、それぞれホースの接続方法が異なります。その基本を知ることで、スムーズな設置やトラブル回避に繋がります。 一般的に、洗濯機用の蛇口としてよく見られるのは「万能ホーム水栓(横水栓)」と「立水栓」、そして最近主流となっている「洗濯機用オートストップ水栓(緊急止水弁付水栓)」です。 万能ホーム水栓や立水栓は、先端にネジ溝が切ってあるだけのシンプルな蛇口で、これに洗濯機用のワンタッチ給水ホースを直接繋ぐことはできません。これらの蛇口には、「ニップル」と呼ばれる専用のアダプターを取り付ける必要があります。ニップルには、ネジで固定するタイプや、締付バンドで固定するタイプなどがあります。ニップルを取り付ければ、その先にワンタッチ式の給水ホースが接続できるようになります。 一方、洗濯機用オートストップ水栓は、あらかじめワンタッチ給水ホースに対応した形状をしており、ホースを差し込むだけで接続が完了します。さらに、このタイプの水栓は、万が一給水ホースが外れてしまった場合でも、自動的に水の供給を停止してくれる安全機能が備わっているため、水漏れ事故を未然に防ぐことができます。 新しい洗濯機を購入する際や、引っ越しで洗濯機を設置する際は、まずご自宅の蛇口がどのタイプであるかを確認しましょう。そして、蛇口のタイプに合わせて適切な接続部品を用意することで、スムーズかつ安全に給水ホースを接続し、快適に洗濯機を使用することができます。