洗面台の軽微なトラブルなら、自分で修理に挑戦してみるのも良いでしょう。しかし、そのためには適切な工具と材料を揃えることが不可欠です。ここでは、洗面台の修理に必要な基本的な必需品と、工具を選ぶ際のポイントをご紹介します。 まず、共通して必要となるのが「止水栓を閉める」ための工具です。蛇口の止水栓はドライバー(マイナス)で操作するタイプが多いですが、稀にモンキーレンチが必要なこともあります。作業中は水が垂れる可能性があるので、吸水性の良い「タオル」や「雑巾」、そして「バケツ」は必ず用意しておきましょう。 詰まり修理に役立つのが「液体パイプクリーナー」や「ラバーカップ(スッポン)」です。液体パイプクリーナーはドラッグストアなどで手軽に購入でき、軽度の詰まりに有効です。ラバーカップは物理的に詰まりを解消する基本ツールで、洗面台の排水口に合ったサイズのカップを選びましょう。より頑固な詰まりには、「ワイヤーブラシ」や「排水管洗浄ワイヤー」があると便利ですが、配管を傷つけないよう慎重な使用が必要です。 水漏れ修理の場合は、「モンキーレンチ」や「プライヤー」が役立ちます。蛇口や排水管の接続ナットを緩めたり締めたりする際に使用します。サイズ調整ができるモンキーレンチは一つ持っていると非常に便利です。また、パッキンの交換が必要になることが多いので、修理箇所のサイズに合った「Oリング」や「ゴムパッキン」も準備しておきましょう。事前に古いパッキンのサイズを確認しておくとスムーズです。 ひび割れ修理には、洗面台の素材に合わせた「陶器補修剤」や「人工大理石用補修剤」が必要です。これらはホームセンターなどで入手できます。補修剤を塗るための「ヘラ」や、細かい部分に充填するための「爪楊枝」なども用意しておくと良いでしょう。 工具を選ぶ際は、安価なものではなく、ある程度しっかりした作りのものを選ぶと良いでしょう。特にモンキーレンチなどは、粗悪品だとナットを傷つけてしまう可能性があります。無理な作業は故障や怪我の原因となるため、少しでも不安を感じたら専門業者に依頼することを検討してください。
洗面台を自分で修理する時の必需品リストと工具の選び方