トイレの水道代が跳ね上がる?!水漏れチェック術
トイレの水漏れは、目に見えにくい形で発生していることが多く、気づかないうちに水道代が大幅に跳ね上がっていることがあります。このような事態を防ぐためにも、定期的に水漏れをチェックする習慣をつけることが大切です。 最も簡単な水漏れチェック方法は、「ちょろちょろ音」に耳を傾けることです。トイレを使わない時間帯、特に夜間など静かな時に、タンクの周辺や便器の中から、わずかな水の流れる音が聞こえないか注意深く聞いてみましょう。もし微かな水の音が聞こえるようであれば、どこかで水漏れが発生している可能性が高いです。 次に、「便器内の水位チェック」です。便器の水の表面に、油性ペンなどで軽く線を引きます。そして、しばらくトイレを使用せず、数時間後にその線よりも水位が下がっていないかを確認します。もし水位が下がっていれば、便器と排水管の間で水漏れが起きている可能性があります。 さらに確実な方法として、「色付きの水を活用する」方法があります。タンクの水を流した後、タンク内部に少量の食紅やトイレ用洗剤(色付きのもの)を投入します。そして、しばらく(15分〜30分程度)放置した後、便器内の水の色が変化していないかを確認します。もし便器内の水が色づいていれば、タンクから便器へ水が漏れている証拠です。この方法は、フロート弁のわずかな隙間からの漏水など、目に見えにくい漏れを発見するのに非常に有効です。 これらのチェックで水漏れの兆候が見られた場合は、早めに対処することが重要です。自己診断で解決できない、あるいは修理が難しいと感じた場合は、迷わずプロの水道修理業者に依頼しましょう。早期発見・早期修理が、無駄な水道代の節約と、より大きな住宅トラブルの予防に繋がります。